自分で持っているスマホやカメラで撮影したり、ネット上で自由に使っていいものとして公開されている写真をそのまま画像素材にするのもいいですが、動画やゲームの背景として使いたい場合写真そのままだとどうしても違和感が出てしまうという場合も少なくありません。
そんな時、写真をイラスト風などに加工するソフトやサービスと言うのが世の中には存在します。
選んだ素材をちょっと設定してクリック一つで絵画風やイラスト風に加工出来てしまうレベルにまで現在のコンピューター技術は達しているのです。
もちろん、公開されている画像を使用する場合はどの程度の加工までOKなのかは事前にじっくり見て把握する必要はありますが。
自動ペイント機能のあるペイントソフトとして有名なのは、Corel(コーレル)社のペイントソフトである『Painter』でしょう。
機能制限がない版だと結構なお値段ですが廉価版のEssentialsなら5000円ぐらいで購入でき、その廉価版の方にも自動ペイント機能は付いてきます。
元の絵をカラーソースとして緻密な絵、印象派、イラストなどさまざまなスタイルの中から選んだうえで開始ボタンを押すことで写真があっという間に絵画風に化けます。
これは単純なモザイク処理的なものではなく、元の画像の線に沿って筆を走らせるように処理がなされるのです。
まあ一般に使う画像編集ソフトではないためどちらかと言うと飛び道具とか変わり種的なソフトかも知れませんが。
また最近出たウェブサービスで『ドット絵こんばーた』も面白いです。
文字通り元画像からドット絵を生成するのですが意外と設定が細かく、特に写真を加工してドット絵風にするとレトロゲーム的な風合いが出ます。
しかしここに挙げたのはほんの一例で、写真をイラストと馴染ませる加工はほぼ無限のやり方があると言っていいでしょう。